キレイになりたぃ！ー極上女になるためにー

１

「さぁ、食べるか☆」

あたしの部屋には常に包丁がおいてある。
もちろん、犯罪のためではない。
いつ、だれから、なにをもらうかわからないので、ケーキなどをきるために置いてあるのだ。

「ふんふ～ん♪」

鼻歌歌いながらロールケーキを半分に切る。
よーく見て、ちょっと大きいほうを手に取り、残りをしまう。
一階に降りていき、冷蔵庫にケーキをしまいつつ、紅茶をついで二階へあがる。
自室に行き、ピンクの小さいテーブルにケーキと紅茶をのせて・・・。

かぶりつく。

「うんまぁぁぁぁぁぁ～。」

苺の生クリーム最高！
ほんのり苺風味のスポンジは軽くて、でもしっとり。
そしてあまおうが入ってる！
さすが撮影現場。差し入れがうまい。

優奈からもらうのはよくあるけど、これは上位ですねぇ。
半分ぺろっと食べて、あと半分をとりにくと、夕飯ができていた。
冷しゃぶだ。
お父さんは単身赴任中でいないのに、お母さんは鍋なみに大きい器にたくさんに作る。
お母さんもよく食べるほうだ。痩せてるけど。