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「ブラック…」
「ロックシューター…?」
マトと筋肉質の男性は少女の言った言葉を繰り返す。
「そう、ブラック★ロックシューター」
少女はマトへと手を伸ばす。男性達がマトを注目する。
「嬢ちゃん…アイツの…デッドマスターの仲間だったのか?」
「デッドマスター?」
「私よ。そして…」
デッドマスターと呼ばれた少女は大鎌に手を伸ばす。そして、ドクロから一本の矢のように跳んだ。
「ギャッ!?」
「これが私達の使命」
「ロン!」
一瞬にして細身の男性を切り裂いた。ボトリ、と男性の上半身が地面に落ちる。残った男性がマシンガンを乱射するが、デッドマスターは大鎌を回して弾いた。
「フフフ…。ほら、貴女も殺りなさいな」
デッドマスターは余裕の表情でマシンガンを防ぎ、マトに言う。
「…分かった」
「なっ!?」
マトは俯き、小さな声で言った。剣を消し、左腕を真横に水平に上げ長大な銃へと武器を替える。
そして銃口を筋肉質の男性へと向けた。男性が驚いて後ずさる。
「テメェ…」
「や、ヤメロ!」
老人がマトを止めようと叫ぶ中、マトの左腕の銃口が蒼い光を発して臨界する。
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