緑の瞳の少女

4/9
前へ
/19ページ
次へ
「ブラック…」 「ロックシューター…?」 マトと筋肉質の男性は少女の言った言葉を繰り返す。 「そう、ブラック★ロックシューター」 少女はマトへと手を伸ばす。男性達がマトを注目する。 「嬢ちゃん…アイツの…デッドマスターの仲間だったのか?」 「デッドマスター?」 「私よ。そして…」 デッドマスターと呼ばれた少女は大鎌に手を伸ばす。そして、ドクロから一本の矢のように跳んだ。 「ギャッ!?」 「これが私達の使命」 「ロン!」 一瞬にして細身の男性を切り裂いた。ボトリ、と男性の上半身が地面に落ちる。残った男性がマシンガンを乱射するが、デッドマスターは大鎌を回して弾いた。 「フフフ…。ほら、貴女も殺りなさいな」 デッドマスターは余裕の表情でマシンガンを防ぎ、マトに言う。 「…分かった」 「なっ!?」 マトは俯き、小さな声で言った。剣を消し、左腕を真横に水平に上げ長大な銃へと武器を替える。 そして銃口を筋肉質の男性へと向けた。男性が驚いて後ずさる。 「テメェ…」 「や、ヤメロ!」 老人がマトを止めようと叫ぶ中、マトの左腕の銃口が蒼い光を発して臨界する。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加