序章~黒衣の剣士

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 一瞬、男が後退するが無理矢理両手剣を黒衣の少年に向けて振りかぶった。  同時に黒衣の少年も片手剣を振り上げる。  片手剣と両手剣がぶつかりすぐに両手剣が折れた。  折れた剣先から光の粒子となり両手剣は姿を消した。  黒衣の少年は片手剣をクルクルと回して背中に釣りしている鞘に収める。  唖然としている男達に黒衣の少年は睨んだ。 「まだやる?多分今の人より強い人はここにいないでしょう?」 「・・・こ、こいつ・・・ソード・ブレイカーだ・・・」  唖然としていた一人の男がそう呟くと男達は悲鳴をあげながら逃げっていった。
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