全てが始まった日

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「今回は諦めよう」  桐刄は招待状を机の奥に入れ家を出た。  午前は仲のいい友達と遊び昼から彼女と出掛けるのが本日の桐刄の予定だ。  いつもよく集合する公園に行くと七、八人の男友達が桐刄を待っていた。  一人の友達が桐刄に気付き手を振った。 「おーいー桐刄遅いぞ」 「悪いな、寝てた」 「相変わらず朝は弱いな」  一人の友達が桐刄の背中を軽く叩いた。 「いや夜中の三時ぐらいまでゲームしてた」
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