全てが始まった日

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『その様子だと手紙の方はもう見てくれたみたいだね』  桐刄は愛想のない態度で言う。 「何の用だ?」 『そんな冷たい態度を取らないでくれよ』 「俺はゲームの招待は受ける気はない」    電話越しで低い声の男は高笑いをして言う。 『君に拒否権はない、君には絶対参加して貰う』  桐刄は一度決めたらそうそう考えを曲げない。 「(こいつと話ても無駄だ、訳が分からないゲームを招待して来る話を録音して警察につき出してやる)」
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