全てが始まった日

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『言い忘れていたが警察に言えば彼女さんの命はないと思ってくれ』  桐刄は聞こえないように舌打ちをした。 『君には参加して貰うよ、彼女さん時雨毬(シグレマリ)だったかな?参加してるよ・・・ソード・マジック・ネスト・オンラインにさ』  桐刄は自分の耳を疑った。 「(奏が参加してる?ゲームがそんなに好きでない毬が謎のゲーム、ソード・マジック・ネスト・オンラインをやる訳がない!)」 『自分で確認すると言いさ、来る事を待っているよ桐刄君』  謎の男からの電話は切れた。  直ぐ様、桐刄は毬の携帯電話にかけるが留守番になる、何度も何度も繰り返し電話をかけるが電話に出ない。 「(何で電話に出ないだよ毬!)」  携帯電話を放り投げようとした時、謎の男から言葉を思い出す。
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