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「そんなに怯(おび)えなくても大丈夫だよ、乱暴にしないからさ」
一番前に立つ男が見下ろしながらそう言った。
見た感じ他の男達と比べると頑丈そうな鎧を纏い背中には大きな大剣が釣らされている。
男達は不気味に笑いながら少女を見て先頭に立つ男に言う。
「嘘は駄目ですよ。乱暴にしないからさって言いながら一番乱暴にしているのはあなたですよ」
他の男達もそうですよと言う。
「お前らそんな事を言うなよ」
先頭に立つ男は慌ててながら他の男達は睨む。
男達は溜め息をつき肩をすくめて黙る。
不気味に笑みを浮かべ男は手を前に出して少女の体に触れようとした。
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