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欲望に埋もれた男の手が少女の体に触れた瞬間、少女は消えた。
「・・・はぁ!?」
目の前にいた少女が消えた事に先頭に立つ男を始め全員が目を丸くした。
「大丈夫?」
突然、声が森の中で響いた、先頭に立つ男は何気なく左を見ると黒衣を身に纏った一人の少年が先程まで目の前にいた少女をお姫様抱っこをしていた。
「・・・だ・・・大丈夫・・・です」
少女は何が起きたのか理解出来ていない、突然視界が揺れたと思ったら気が付けば知らない少年にお姫様抱っこをされている。
「てめぇ誰だよ?」
頑丈そうな鎧を纏った男が不機嫌な顔をして近付いて来る。
黒衣の少年は少女を降ろして自分の体に隠すように前に立つ。
「あんたらプレイヤー狩りだよな?」
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