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「それは拒否するって事でいいだな」
「あぁ」
頑丈そうな鎧を纏った男が地を蹴った。
ガシャン、ガシャン、ガシャンと鈍そうな音と共に男は走り込んでくる、大剣のリーチ内に入ると大剣を振りかぶった。
俺は抜いた剣で大剣を受け止める、金属音と共に火花が散る、さらに重い衝撃が手首に走る。
しかし、それほど痛くもない。剣を振り上げ押し返す。
金属音と共に男は数歩後退する。
それを見ていた少女と男達は唖然としていた。
黒衣の少年が手にしている剣は片手剣で男が持っているのは両手剣用だ。
普通なら両手剣の方が圧倒的に強い、だが黒衣の少年はそれを軽々と覆(くつがえ)した。
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