ウイルス発動

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この主人公の藤火山(カザン)は17歳。 今日、自分の持っていたPCの調子が悪くて、中古でPCを買った。 カザンは学校でも平凡といえば平凡な方だった。 勉強もスポーツもそこそこできる。 だからこそ目立ってはいなかったのかもしれない。 黒髪のロングの髪型で性格はとても優しく、温厚であった。 その様子を見ると、良い家庭環境で育ったのが垣間見られる。 そして、パソコンを家に持ち帰って、立ち上げ、初期設定をした。 が、 ああいう中古ショップではすでに工場出荷状態(リカバリ済み)なはず。 なのに、一通のメールが届いているではないか。 あて先はわからない。 スパムメールのようだ。 「これ、クレームもんだよ??」 そういいながら削除しようとしてクリックしたとたん、それは起動してしまった。 「!!ちょ、これ、どうにかしないと!!あ、父さんが駆除ソフト持ってた!!インストールしよう!!」 タタタタタッ! そう家の階段を駆け下りてカザンは父親の部屋に行った。 そうして父親のデスクの中にあったウイルス対策ソフトと思われるディスクを発見する。 そこに明記されていた名前は 「ウイルスキャンセラーFproto」 カザンは聞いたことのない駆除ソフトだったが、とりあえず買ったばかりのパソコンのハードまでいかれてしまっては困る。 それで急いで部屋に戻り、そのウイルス駆除ソフトをインストールした。
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