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ゆっくり水族館を見て回った帰り…実さんの中学の頃からのお友達のお店に行った。
時田センパイ…よく実さんと一緒にいた人。
まさか、あの時の…すごい切なかった顔を見られてたなんて…
でも、私の知らない実さんを知ることが出来て…嬉しかった。
その夜…
ソファーに座る実さんの膝の上に、向かい合わせに座らされた私…
――すごく…恥ずかしいんですけど…
「敬語使ったお仕置き…小万里からキスして?」
茶色がかった瞳に捕らえられた私に…逃げ場なんてなくて…
吸い込まれそうな瞳を見つめれば、ゆっくり瞳をとじる実さん。
その頬を、そっと両手で包み、私から口づける。
それが合図になり…甘い甘い時間が訪れたのだった…
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