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実を好きだったはずなのに…
いつの間にか、彼女に対して…それまで女性には感じたことのない気持ちを持っていたんだ。
彼女の一番大変なとき、俺は…ただ傍にいるしかなかった。
せめても…と、実と同じ香水を違うものに変えた。
報われる…などと、思ってはいない。
ただ、彼女を放ってはおけなかった。
ふたりがきちんと話し合って、もとに戻ったのを聞いて、悲しかったけれど…
彼女の嬉しそうな笑顔を見たら…良かったと思った。
俺では…
こんな笑顔に出来ない…
ふたりは、どちらが欠けてもだめなんだ。
俺は、ふたりの幸せを願った…
三年が過ぎた頃…
ふたりから結婚すると知らせをもらった。
この三年間、友達としてふたりと接した…
あたりまえになった距離…
そろそろ…新しい恋を始めなきゃかな…
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