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ミユキはハルキが出掛けてから、胸騒ぎがして落ち着かなかった。
あの喧嘩の後からハルキは何か思い詰めた様になり、ミユキと話しもしなくなった。
ミユキはアキへの嫉妬心で、言ってはいけない事を言った事に後悔したが、ハルキをこれ程まで追い詰めるとは、思いもしなかった。
暗くなり、ハルキが帰ってきた。
顔色が悪く、魂が抜けたように虚ろで、帰ると部屋の隅に蹲り震えていた。
「ハルキ…どうしたの?…」
ミユキはハルキの様子が、ただ事ではないと分かった。
「ハルキ…」
ミユキはハルキの側へ行き、ハルキの肩に触れた。
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