―風―

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アキは久しぶりにハルキの愛を感じ、満たされていた。 さっきまで不満いっぱいだったのが嘘のよう、キスをして抱き締められるだけで何もかもが溶けてしまい許せてしまう。 それが愛すると言う事なのだろう。 「ねぇ~今日はどうする?」 アキは、ハルキの胸に手を置いて心臓の鼓動を確かめていた。 それは、ドクンドクンと規則正しく動いていた。 「う…ん…?」 ハルキはうとうとと眠りに着こうとしていた。 アキは思わずそをなハルキの胸の筋肉をギュッと掴んだ。 「痛いっ! 何するんだよ~」 ハルキは痛みに驚き目を覚ました。 「今日は休みだよ~このまま寝ちゃうの~?」 アキは拗ねたように言った。 「はいはい、分かったよ~買い物にでも行きますか?」 「うん、じゃあ、お風呂入って早く支度しましょ」 アキはウキウキと支度を始めた。
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