第十一章

12/13
前へ
/175ページ
次へ
 しばらく川沿いを歩いたが、これといっで白い家"の場所も詳しくはわかってない。もう少しでオレ達は山の頂上へ出る。 そんな時、耕平が口を開いた。   『なあ、いっぺん頂上に登って上から見下ろしたら゙白い家"は見えるんじゃないか?』   名案である。耕平もたまには気の利いたことを言うではないか。早速、オレ達はあと少しで到着する頂上へ向けて足を急がせた。           1時間ほどでオレ達は山の頂上に着いた。頂上まではキメラも出てこなく、オレ達は安全に歩くことが出来た。   『じゃあ、早く下の景色を見てみようぜ。』   オレ達は一斉に周りを見渡す。見渡す限り森ばかり。この中を歩いてきたのかと思うと、自分達の体力の凄さを感じる。 しかし、建物らしき物は見つからない。   …………    『あったぞ!!』   浜崎が元気良く遠くを指差して言った。
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加