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『な…なんでオレの居場所がわかった?』
慶太は声を濁らせて言った。ダメージは十分だ。コレなら勝てる、オレはそう確信した。
『おまえ…光の能力者だな。そしておそらぐ屈折の操作"。本当の自分は光を調整して見えなくし、代わりに自分の映像を正面に作り出してカモフラージュさせてたんだ。』
オレがそう言うとすぐに直立不同の映像は消え、土けむりが舞ったところから人が現れた。こいつが本物か……。慶太は今度はきちんど口を動かして"言った。
『さすがだな…真心。だてに学力トップクラスじゃないという事か。小細工はもう通用しないな……。肉弾戦だ!!』
物凄い勢いで慶太がオレの方へ走ってきた。ノーガードだ。どうやら慶太は戦いというものをあまり知らないらしい。オレは得意のボクシングスタイルで構えて迎え撃つ準備をした。
攻撃範囲にきた慶太はそのまま腕を大きく振りかぶった。
(いただいた!)
オレは慶太の拳がオレの張った水の膜に当たる時にカウンターを………あれ?膜が弾けない…?
………
しまった!!!
『避けろ!大樹!!』
『遅せぇ!!』
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