第十三章

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 立ち上がると目の前には男が立っていた。痩せ型だが、しっかりとした筋肉あるのががわかる。何の能力者だ?家の中にいる事から、慶太より強いだろう…。男は自信満々に言った。   『お前達にオレの事を教えてやろう。オレはお前達の事を知っているからなぁ。アンフェアな戦いはしたくないんだよ。オレの名前は森 昭三(もり しょうぞう)。そして術(すべ)は、゙無視"………』   そういうと森は一気に大樹に向かって走った。   『早速かぁ!!能力発動及び、゙筋肉制御"解除!!』   大樹は能力を使って間合いをとろうてして高速でバックステップをした。   『……何!?』   大樹がバックステップをした瞬間、森は一気に加速してそのまま大樹の顔面に右ストレートを放った。それにより大樹は後方の壁にたたき付けられた。   『がは!オレより…速ぇ?お…お前も光の能力者か!?』   森は首を横に振り、言った。   『光?ちがうな。オレの能力は相対速度無視。つまり………』              『゙絶対速度"』
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