第三章

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 しかし、いくら歩いてもこの森の景色は変わらない。ホントに歩いているんだろうか?と思ってしまうほどだ。   (少し休むか…。)   歩くのを止め、横になりしばらく休むことにした。すると急に瞼が重くなってきた。…今日は色々ありすぎて疲れたんだな。   押し寄せてくる眠気に身を任せようと思った瞬間。   ガサガサ…。   不自然に草が揺れた。…何かいる。しかし何なのかは判断できない。オレはそのままの低い体制で四周を警戒した。   (どこにいるんだ?でも、距離は近い。敵か?)   『どうしたんですか?こんな森の中で…』   ………しまった!先に見つかった!!
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