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翼はオレの話しを全て、疑う事なく聞いてくれた。
『そっか…真心君も…』
『ん？』
『いや、何でもない。続けてくれ。』
『まだあそこには、オレの仲間がいるんだ。仲間がいつ、またあんな目に会うかわからない。早く助けださないと！』
翼はオレを落ち着かせるように、優しい口調で話した。
『でも、敵の勢力も知らないで真心君一人で行くには危険過ぎる。今はやめておいたほうがいい。』
『他に人がいるのかよ？』
オレはイラッとして少し怒った感じで言ってしまった。生きるか死ぬかの所に一緒に行ってくれる人間なんているはずがない。
『…オレも一緒に行くよ。』
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