第三章

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『真心君は普段、脳を何%使って生活してると思う?』   『ん~、70%くらいかな?』   『おしい!実はその反対。人は30%しか脳を使ってないんだよ。  ということは今、君の世界は脳の30%でしか見てないんだよ。全てを30%で理解してるんだ。世界で起きる全てのこと。゙あたりまえ゙や゙絶対゙は壊すことができない。  ゙温度゙・゙時間゙・゙エネルギー保存゙・゙万有引力゙・゙物体の運動゙・゙ベクトル゙・゙作用゙に゙反作用゙。これは皆、君にとっては絶対だ。』   『翼…何が言いたいんだ?』   翼は答えずに話し続けた。   『でも、それはあくまで30%が作り出しだ絶対゙。君の脳はあと70%も残っているんだ。使っている部分の2倍以上残ってるんだ…その残りの70%が、それらの゙絶対゙を壊す方法を知っていたとしたら…君ならどうする?どうしたい?君は、どんなチ…………どうやらもう、お客様がお出でになったみたいだよ』   翼がそう言った時、   ヒュルル………   落下物のような音?………その直後!   ドォオオン!   なにかがオレ達の目の前に落ちてきた。でも落ちて来た衝撃による土煙で何も見えない。   『何なんだ!?いったい?』  
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