114人が本棚に入れています
本棚に追加
/175ページ
オレは車を降りて内院の風景を見た。外灯はほとんどなく、前は真っ暗だった。しかし、星は夜空を埋め尽くすかのように多く、そして輝いていた。
『……綺麗だな』
『ここは空気が澄んでるからね。特別きれいなんだよ。』
翼が言うにはこの村に入って2番目に見える家がその知人の家らしい。オレ達は早速そこに向かった。
『なあ、翼…』
『ん?』
『オレにも、その…壊す方法っていうのを知ることができるのか。』
オレはずっと気にしていたことを聞いた。
『わからない。真心君だけじゃなく、ほとんどの人は知らない。オレだってたまたまだ。もしかしたら真心君も知るかもしれないし、知る事がないかもしれない。』
『そうか…』
『着いたよ。ここだ』
最初のコメントを投稿しよう!