第四章

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『真心。あとの二人も元、白い家のヤツらでオレ達と同じ考えの人間だ。そして二人共強い。…たしか二人共゙厳原(いづはら)゙に住んでるんじゃないか?…なあ?翼。』   耕平の質問に翼は曖昧に答えた。   『あぁ…そうだと思うよ…』   『んじゃ決定やな!早速行こうや。翼。真心。』   『いづはら?』   オレが困っていると、翼が教えてくれた。 『厳原には久田までの道をもどって、さらに北に少し行った所だよ。』   『ふ~ん……ってまたあの道を戻んの!?ちょっと待っ……』   『さあ!出発ー!!』   『嫌だー!せめて違う道にしてくれよ!』   『ほら、つべこべ言うな!』   オレは耕平にシャツの首を引っ張られながら車に乗せられた。
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