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耕平はその場で渾身の力を込めて正拳突きを放った。すると、10㍍先にいたキメラがすごい勢いで吹き飛んだ。
『つまり……遠距離での直接攻撃や。まだまだイクゾ!バケモン!オーラオラオラオラオラオラァア!!』
耕平はそのまま、数10回拳を突き出し続けた。キメラのからだはそのたびに変形していき、やがて動かなくなった。
『は!この程度か…これなら郵政民営化のための残業のほうがまだ大変だな。』
耕平は構えを解いてオレ達の方に歩いて来た。
『真心、翼。片付けたぞあんまり手応えはなか………』
『耕平!!危ない!』
森の茂みに隠れていたキメラが飛び出して来た。
『まずい!!』
グオォオオウ!!
キメラは耕平に殴り掛かった。耕平は吹き飛び、アスファルトの地面にたたき付けられた。
グオォオオウ!!
キメラは追い撃ちをかけようと耕平の所まで走って行った。
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