第五章

4/8

114人が本棚に入れています
本棚に追加
/175ページ
耕平はその場で渾身の力を込めて正拳突きを放った。すると、10㍍先にいたキメラがすごい勢いで吹き飛んだ。   『つまり……遠距離での直接攻撃や。まだまだイクゾ!バケモン!オーラオラオラオラオラオラァア!!』   耕平はそのまま、数10回拳を突き出し続けた。キメラのからだはそのたびに変形していき、やがて動かなくなった。   『は!この程度か…これなら郵政民営化のための残業のほうがまだ大変だな。』   耕平は構えを解いてオレ達の方に歩いて来た。   『真心、翼。片付けたぞあんまり手応えはなか………』   『耕平!!危ない!』   森の茂みに隠れていたキメラが飛び出して来た。   『まずい!!』   グオォオオウ!!   キメラは耕平に殴り掛かった。耕平は吹き飛び、アスファルトの地面にたたき付けられた。   グオォオオウ!!   キメラは追い撃ちをかけようと耕平の所まで走って行った。
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加