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決めポーズをとりおわった耕平がため息をついて言った。
『これからどうするよ?車はさっきのキメラのお陰でスクラップだぜ?』
たしかに、耕平の言うとおり車はもはや原型をとどめてなく、とても走れる状態ではなかった。
『とりあえず、歩こうか?そんなに遠いわけじゃないし…』
『とりあえずって翼、厳原まであとどれくらいあるんだ?』
『ん~だいたい25キロメートルくらいかな?』
『25!?オレは自衛隊じゃねぇんだぞ!』
『それ以外の方法はあるの?真心?』
……見当たらないので、しかたなくオレ達は歩いて厳原まで行くことにした。
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