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『この敵には勝てない…光の能力者とオレ達とでは天と地ほどの差がある。』
耕平はいつになく真面目顔で話した。
『確かに、光の能力者はマズいな…ここは逃げるぞ。もっとも、逃げ切れるかはわからんがな…』
光の能力はどうやらすごいらしい。耕平や翼が萎縮するほどだ。もちろん、オレにも勝ち目はないだろう。
畑島は自信に溢れた表情で叫んだ。
『オレの能力は、゙絶対空間把握能力゙!!対象の空間からの光の波長や振幅や屈折角度を操作し、2キロメートル先のアリの眉間までも捕らえるほどの精密なピント操作ができる。
そして、オレのもうひとつの能力…時間操作!オレの感じる時間の速度を上げ、対象の物体の動きをスローで感じとることができる。対象は女性の胸部に限るがな!!』
『へ?』
『へ?』
『へ?』
オレ達は同時に同じリアクションをとってしまった。
『3人とも覚悟はいいか!いくぞ!地獄へ送ってやる!!』
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