第六章

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 ………とまぁ、こんな敵もいた。どうやら白い家は少しでも能力の素質がある人間であれば、実験の対象にされていたのだろう。    オレ達はようやく久田まで辿り着いた。厳原までは、あと5キロメートル程度だ。   ……能力の戦いはどうなったかって?言うまでもないだろ。翼も顔を赤くして恥ずかしがってたよ。   オレ達は、久田に入ってすぐのところにある゙丸和゙というスーパーで食べ物を買うことにした。そういえばもう日が昇るくらいの時間だ。夜から何も食べてない。   『かるくお腹に何か入れておこうか?真心君、耕平。』   オレ達はスーパーでパンと野菜ジュースを買った。昼までは持ちそうだ。しばらくスーパーの裏に腰を下ろして休憩した後、また厳原に向かって足を進めた。   あと4キロメートルほどだ。
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