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『真心、聞こえるか…真心。』
オレを呼ぶのはだれだ?
『これは、お前の夢だよ、真心。』
オレの夢?そうか、オレは夢を見ているのか…しかし、この声…なんだか温かく、なにより懐かしい。とても安心する声だ。ずっと聞いていたい。
『今から言う事をよく聞いてくれ…施設の同僚はほとんどがまだ無事だ。安心しろ。でも、いつまた犠牲になるかわからない。急げ!真心』
何を言ってるんだ?こいつは何を知ってるんだ?一体何者なんだ。そして何でこんなに懐かしいんだ?
『早く皆を解放させてやってくれ。今のオレじゃあ、どうすることもできねぇ…今、動けるのは真心、お前だけだ。』
答えてくれ。お前は誰だ?オレの知っている人なのか?違うのか?
『愛してるぜ。真心…』
『…………ん。………しん。………………真心!!朝だぞ!いつまでも寝てんじゃねぇぞ!!』
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