第八章

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『こんなのほっといてさっさと江口 大樹の所にいこうぜ。耕平。』   オレがそう言うと浜崎はいきなり顔を変えた。 怒っているのか?浜崎はオレに近づいて睨み付けてきた。   『なんだよ?ちび。オレとやんのか?』   耕平はニヤニヤと笑っている。浜崎が言った。   『お前が真心か……。今、大樹の名前を言ったよな?』   『だから何だよ?』   そう言って浜崎の胸ぐらを掴もうとした。   ブツン………。   気が付くとオレは地面に倒れ込んでいた。何をされたんだ?後頭部に鈍い傷みがはしった。   『いいか。オレの前でアイツのはなしをするんじゃねえ…。潰すぞ』   『ちょっと待った待った。』   翼がオレと浜崎の間にわって入った。
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