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浜崎は完全にのびている。目が完全に白目を向いていた。オレも吹き出しそうになったが、取りあえず浜崎の家まで運んで行くことにした。
耕平が言うには浜崎の家はすぐそこらしい。
『ハマの家はここから200メートルくらい先にある。取りあえず、そこまで持って行くか?』
オレは浜崎を背負い、その200メートルほどの道を歩いた。二人から話しを聞くと、浜崎はこのようなドジは日常茶飯事だそうだ。……よく今まで生きてられたな。
浜崎の家に着き、寝室に浜崎を寝せるようにした。丁寧に額に濡れタオルまで当てた。
しばらくすると浜崎は目を覚ました。
すると、浜崎は勢いよく体を起こし、
『バケモンが!殺してやる!!』
と叫んだ。…まだ戦っていたらしい…夢の中で。オレ達は三人共、腹を抱えて笑った。その姿を見て、浜崎はやっと我に帰った。
『ん?お前ら……どうしたと?』
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