第八章

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 たしかに群を抜いて強い能力だ。しかし、耕平はサポート系の能力と言っていた。これはどう聞いてもサポートではないのだが…。オレが考え込んでいると、浜崎が口を開いた。   『まぁ、あんまり考えすぎんなよ、真心。オレの能力を理解した上で次のキメラ戦を見ていてくれよ。わかりやすいと思うから。』   『そうだな。百聞は一見に如かずって言うしな。そうさせてもらうよ。』   『さあみんな、明日も何があるかわからない。しっかり休むために今日はもう寝ようか?』   オレ達は翼の意見に賛成し寝ることにした。まだ夜の10時なのだが…。   しかし、睡魔は凄い勢いで押し寄せてオレの瞼(まぶた)を重くした。オレはその心地良い波に身を任せる事にした。
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