第九章

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 しばらくオレ達はガサ入れを続けた。しかしなかなかヒントになる物は見つからない。むしろ大樹の部屋は入った時から散らかっており、すでに泥棒が入った後みたいになっていた。   いきなり翼が口を開いた。   『そういえばボードがないな…。もしかしてウェイクボードしに行ってるんじゃない?』   大樹の今のブームはウェイクボードで、ボードは普段、壁に掛けていると翼は行った。   『この辺で、それができるのは…』   翼と耕平と浜崎は一斉に声を揃えて言いった。   『『グリーンパークや!!』』   ……どこだ?そこは?オレはその時、人生で1番のアウェイ感を感じた。三人は急いで部屋を出ていき、グリーンパークに行くぞ!!と叫んだ。……だからグリーンパークってのは何なんだ?   とりあえずオレは三人に付いて行った。
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