‐第10章‐異世界の魔法使い

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咲子が見つかったと言う城はギルドの本拠地から2時間かかる場所にあった。 トール「ここからは2時間もかかるから馬車を使わないといけない。しかし、馬車に乗れるのは4人が限界だ。」 優太「馬車は一台しかないのか?」 アカリ「うん。馬車はなかなか手にはいらないから。」 俊介「じゃあ、4人のメンバーを選抜しよう。」 アカリ「そうだね。俊介達3人は行くよね?」 優太「もちろんだ。でも、瑠璃は置いていったほうがいいんじゃないか?魔法使えないらしいし。」 俊介「いや、瑠璃は俺達の仲間だ。瑠璃が行くと言ったら一緒に行こう。」 瑠璃「私も行きたい。咲子は私の親友だもん。魔法が使えなくたって何かできることをする。」 アカリ「わかった。じゃあ、後1人は私が行く。」 俊介「じゃあ、行こう。咲子を助けに。」 と絶対咲子を助けると思う思いと複雑な思いが交差しながら馬車に乗り込んでいった。 馬車に乗って少し行くとアカリが俊介達に基本の魔法と作戦を話始めた。 アカリ「まず簡単な魔法をやるね。マネしてやってみて。火の魔法よ我に力を与えたまえ。」 その瞬間小さい火の玉がアカリの手の平にでできた。それは、まさしく街灯の様に明るくろうそくの様に小さい炎だった。 優太「すげー。じゃあ、次俺やる。火の魔法よ我に力を与えろ。」 ボンと言う音がなり小さい爆発を起こした。 アカリ「最後が違う。魔法は高位の物だと常に思わなければいけない。命令みたいな感じだと暴走する。俊介一回やってみて。」 俊介「わかった。火の魔法よ我に力を与えたまえ。」 とくに目立った間違えはなかったので安心して見ていたアカリが俊介の手の平を見て目を大きくあけている。 俊介の手の平に現れたのは… 瑠璃「これ何?可愛い。」 アカリ「こ、これは炎の精霊です。ほぼ限られた魔法使いにしかでてきません。私も出てきたことはないです…」 優太「やっぱり俊介すげーわ。」 アカリ「他の魔法は最初の言葉を変えるだけで使えます。この世界に存在する魔法は火、水、雷、土、風、の5つです。その他の魔法が使える人は極わずかしかいません。瑠璃も一回やってみて。」 瑠璃「わかった…水の魔法よ我に力を与えたまえ。」 しかし、何も起こらなかった。 アカリ「やっぱり魔法は使えな…」 アカリが話している瞬間馬車が横向きに倒れた。馬車の前に一人の少年が立っていた。
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