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俊介「……そうですか…」
と言って手術室に入った。
亜衣「ご…めん…なさい…や…くそく…まも…れ…なか…っ…た…」
俊介「違う。謝まらなきゃいけないのは俺のほうだよ。あのケンカから2ヶ月もあるのに何もしなかった。止めなくちゃいけなかったのに…本当にごめん。」
そして、大粒の涙が落ちた。
亜衣「お…にい…ちゃん…が…あ…やま…ない…で…わ…た…しは…」
俊介「亜衣!亜衣!しっかりしろ!亜衣!」
涙が止まらない。視界が歪む。そして、俺はその場に倒れた。その時の夢に亜衣がでてきた。
俊介「亜衣…俺はお前に誓うよ。これからの人生でお前にいつでも胸を張って生きれるように生きるよ。」
亜衣「うん。でも、絶対これだけは誓って!お兄ちゃんの目の前で私と同じことをしようとした人がいたら止めてあげて。お願い。」
俊介「わかった。絶対に止めるよ。」
亜衣「う…ん…」
と言って亜衣は死んだ。
現在
アカリ「私は絶対に負けない!」
俺の前で妹と同じことをアカリがしようとしている。止めなくちゃ…でも、どうやって…
とその時、耳元で声が聞こえた。
お前は我々の力を使える。叫べ。叫べば道は開かれる。
俊介「俺に闘える力を与えよ!」
ドカーンと雷が落ちた。
アカリとシンの動きが一瞬止まった。
優太「俊介!大丈夫か!雷がお前に落ちたぞ!」
俊介「あぁ。大丈夫だ。アカリ少し離れてくれ。多分手加減できない。」
アカリ「えっ。どういう意…」
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