幽霊戦艦

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ハワイ島気象台 「ん?なんだ?この雲…」 気象レーダーには、オアフ島南10キロの海上に突如現れた雲を感知していた。 「スコールの雲にしても突然だな…」 担当者は首を傾げながら、電話を取った。 「どうした?」 出たのは情報処理の者だ。 「オアフ島南10キロに雲が突如、発生した。」 と報告。 「えらく陸に近いな。しかも、突然は不自然だろう。」 「レーダーを信じるなら確かです。」 「分かった。一応注意報は出しておこう。」 「分かりました。」 オアフ島南10キロ…まさにその海域で日米艦隊は演習をしていたのだ。 演習開始から一時間。何事もなく艦隊は南に向かう。
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