弟と番長

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「お前なんかしたのか!?」 「う~ん。あっ! 今日ね、お花を踏んじゃったんだ!!」 「どうでもいいわ!!」 「でもね、ちゃんと「ごめんなさい」とよしよしってしたよ?」 「お前いくつ?」 「はははっ!大丈夫だよ。あんたはなんも悪い事してない。どっちかというとあんたの姉さんの方だよ。」 「俺の姉ちゃん?」 俺の姉ちゃんは天使並に優しいのに? 「そう。番長の心を盗…。」 ぬす?ギャル語かなんかかな? 「最後まで言えよ~。三城く~ん。恥ずかしがらずに!」 「うるさい!!とにかく行くよ。そこのつんつんのお友達も心配ならついてきていいから。」 三城先輩っていう人は髪だけじゃなく、 顔までも赤くなっちゃった。 「行きます。こいつ1人で行かせたらヤバイ事なりそうなんで。」 そして、1年5組の教室から嵐が通りすぎたのだった。 「今からHR始めようと思ったんだけどな…。」
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