1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺とたにたにがお兄さん達に連れてこられたのは、1階のさっき居た教室から遠く離れた4階の落書きだらけの廊下だった。
「たにたに~ここ、何か怪しいね。」
「お、おおう。そうだだ。」
「何言ってんの?」
たにたには何故か震えていて
「やっぱ、ついてくるんじゃなかった…。」と何度も呟いていた。
冷え性なのかな?
「おい。お前らここが番長の部屋だ。」
後ろでたにたにの唾をのむ音が聞こえた。
吉津さんって言う人が指差したのは
『ラスボスの部屋』とスプレーで書かれた教室だった。
…いきなりラスボスにたどり着けちゃった。
最初のコメントを投稿しよう!