夢の記憶

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「馬鹿な妹?朝の餌よ♪早く私の元へ駆けつけてくることね。でないと調教してあげるわよ!犬!!」 ………いいところだったのに。 今のは私の姉だ。 名前は………教える必要なし。 とりあえず口が悪い。 暴力的な意味ではなく、性的な意味で。 「行きます!お待ちください、姉上様」 ………と、まぁ頭は上がらない。 いや、マジで調教怖いんだって。 この前なんか、本気で犯されそうになったんだって!! 自分の処女が姉に奪われることほど破廉恥なことはないから。 今後、付き合うかもしれない彼に言えないよ! 「誰に処女とられたの?」 「お姉ちゃん!」 ………ありえねー!! まぁ話の続きをすると、その生まれ変わりは国家…略のため殺せないし、超人的な力があるため捕まえることも困難。 そこで、 『ーーー……とまたもや生まれ変わりが出ました。この者は新撰組の者と思われ、現政府直轄対異能力者保護署、新撰組に入隊する模様です。続きましてーーー……』 ………とまぁ、テレビに邪魔されたーーーー!! ……そう、政府が当時治安を守っていた新撰組の生まれ変わりを集めて新撰組なるものを作り、同じ異能力者同志をぶつけることにしたらしい。 「姉上様、今何時でしょうか?」 そうそう、今日は学校! いつもは6時半に出るのだけど…… 「あら、教えて欲しいの?仕方ないわねぇ……。今は7時よ♪」 ………………。 私はダッシュでパンを咥え(今日の餌はパンらしい)鞄を持ち、家を出た。
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