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ふと、意識が浮上するのがわかった。例えるなら、夢から覚める瞬間ににている気がする。
もっとも、これから起こることの方が夢のようだったが。
まず、目にはいったのは明るい光りだった。最初は病院にいるのかと思ったがすぐに違うと実感した、光を遮るように赤い髪の外人が訳のわからない言葉で喋っているではないか。染めたにしては鮮やかで艶やかな赤い髪、英語が苦手な俺でも、その言語はまるで違うと感じる。
そして、感じる威圧感ともいえる強いなにか。
そもそも、赤い髪が地毛の外人なんてこの世にいない。
この世にいない?
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