わけが分からないうちに

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あのとき、俺は死んだはず、頭の片隅では死を受け入れてないのに、理性と直観が死を告げている。 そう。俺は死んだ。 では、これはなんだ? なんなんだ! パニックを起こした俺は、わめき声をあげる。 だが、聞こえるのは幼児の泣き声 まさか。俺が赤ん坊まで戻っている? そんな、馬鹿なことが、ここはどこなんだ!俺にいったいな…に……が? 急速に微睡みに堕ちていく意識。 それは、眠るかのようだった。
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