異世界に現れしニート

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「とりあえずは信じて貰えた。それを踏まえた上で確認したいんだけど、今は西暦何年かな?」 未来、その線が濃厚だとは思うが、手っ取り早い話これを確認すれば済む事なので聞いてみた。 「今は二○一九年よ」 「……ほう、奇遇だな。俺のいた時代も同じ二○一九年なんだが」 「は? どういうこと?」 そんなのは俺が聞きたいくらいだ。つまり、ここは未来じゃないということか? 平行世界、パラレルワールドみたいなものなのだろうか……。 もしくは共通点はあるが、全く違う世界……異世界。 「うーん、どうやら一回情報を整理した方がよさそうね。とりあえず近くに私の家があるの。そこで話をしない? どうせ行く宛とかないんでしょ?」 「OK牧場」 「いや、今ボケられても……」 どんな時でもボケるのが俺。 ともかく、俺は彼女の自宅にお招き預かることとなった。 べ、別に下着を漁りたいなんて思ってないんだからね!? ちなみに隠してるつもりだが、ルーナの制服のポケットから、おぱんちゅが見えている、俺の目は誤魔化せない。 盗まれたのパンツだったんだな。 色は水色と白のボーダー。本当にありがとうございます。 先導して前を歩く彼女を拝みながら、俺はその後を追うよう付いて行った。 **** 「ここが私の家よ。どう感想は……桐生君のいた場所と何か違ったりする?」 「ルーナってJKだったんだ」 「私の感想じゃない!!」 え、だってJKですよ? 不登校児たるこのイケメンな俺にとって、JKは最早神格化された存在。 そりゃあ感想の一つでも述べなければ罰当たりってもんでしょう。あー、ぺろぺろしたい。 「と、ふざけるのは終わり。こっからは真面目にスーパークールビューティーイケメンスペシャルガチホモ桐生翔斗DX(デラックス)でいきたいと思う」 「……全く真面目に話す気ないでしょ」 何か本気引いている気がしたので、流石の僕もホントに真面目に話したいた思います。
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