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俺は、沖村 龍輝。
俺自身言うのもなんだが、誰も近寄らない。
俺のこの顔が原因みたいだ。
………失礼にも程がある。
近付いて来るのは、物好きな女か喧嘩を吹っ掛けて来やがる野郎共ばかりだ。
…もっとまともなヤツ来いよ;;
信頼出来るのは、俺の仲間だけだが…。
俺の記憶の奥底で眠っているモノが思い出せない。
最近、よく夢を見る。
……毎日同じ夢だ。
それも鬼らしき者は俺で、鬼らしき者の前で綺麗な笑みを浮かべている一人の女…。
何かの暗示をかけているのかそれともこれから起こる事なのかどうかなんて、今の俺にはさっぱりもって分からん。
『夢』に出て来た女が俺の奥底で眠っている記憶を呼び覚ますとは、俺自身想像していなかった…。
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