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考えなしに振り向いた時にはアウチと思ったが、それももう遅かった。
案の定それは人だった、が。
不幸中の幸いか、眼に映ったそれは教員ではなく生徒だった。女子生徒、所謂JK。
「誰だ?」
不意に聞いた。特に知りたいと思ったわけでもない、まさに不意に。
「ん?人に名前を聞くときはまず自分から、そう教わらなかったかな?」
「.....はぁ?」
それが、俺とこいつとのファーストコンタクトだった。
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