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「柴とよく相談しろ」
「……」
鎌谷さんは麦茶を飲み干すと立ち上がる。
「シャツ……」
「ああ。乾いてなくてもいい」
私は脱衣所に行き、乾燥機を開けてシャツを出す。半乾きで生暖かいシャツを鎌谷さんに手渡す。鎌谷さんは受け取るとそれを着た。
「ピーコ」
「はい」
鎌谷さんは私を見つめた。何かを言いたそうに唇を開いた。
「いや、何でもねえ。じゃ」
鎌谷さんはそう言うと部屋を出て行った。
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