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“人間は、大体何にでも耐えられる”
青いそら…
緑の草原…
優しいそよ風…
草原で少女は凌辱されていた。
「ハァハァ…」
「おい、早くしろよ、時間が無いぞ」
車の運転席からもう1人の男が急かす。
「待ってろよ、もう少しだからよ」
「ハァハァ…うっ…」
「終わったなら、サッサと行くぞ」
「わかってるよ、そう急かすなよ」
男は慌ててパンツとズボンを履く。
「ほら、立てよ」
男はぐったりとした少女の髪を掴んで無理矢理立たせた。
「何ボケッとしてんだよ、サッサと服きろ!」
少女は死んだような目で、そこに脱ぎ散らかされた衣服を手にすると、男に言われるがまま、下着を履きスカートを履いた。
そして男に髪を掴まれ、そのままワンボックス車にほうりこまれた。
「たっくよー、ツマンねぇガキだよ、声ぐらい出せっての、マグロかてめぇは」
そう愚痴る男は少女の座っている席を後ろから蹴った。
ガタン…
少女の座る席が揺れ、少女も前のめりになるが、少女は無反応だった。
「おい、売り物んなんだからそのぐらいにしておけよ」
車を運転している男が、席を蹴った男に言った。
「どうせ変態野郎の玩具にされんだろ?こいつ」
「今月3人目だぜ、いったいクライアントは何人女囲ってやがんだ?」
そう言いながら男は少女を見た。
「しかし、いい女だよな…もう一発ヤっとくか?」
そう言うと男はズボンのベルトを緩める。
「おい!いい加減にしろよ!」
それをルームミラーで見ていたもう1人の男が注意する。
「わーたよ、目くじら立てて怒んなよ」
「だいたい、いい女って…まだ子供じゃ無いか」
「悪いな、俺はロリコン趣味なんだよ」
「てかよ、子供産める体になりゃ大人だよ」
その言葉を聞いたもう1人の男は呆れる。
「お前、ろくな死にかたしないぞ…」
「こんな商売やってんだ…あたりまえさ」
「…」
2人の男と少女を乗せた車は荒れた山道を進む。
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