痛み

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「お母様、こんにちわ」 猫をかぶって、礼儀正しく挨拶。 「弥七君、こんにちわ。どうしたの?」 母は冷静に話す。 「昨日、お父様から若が倒れたと聞いたので様子を見に来たのですが、大丈夫そうですね」 「ええ、気絶しただけだから一日で退院よ」 私の代わりに母が話す。 「そうですか、それはよかった。それと、若さん借りても良いですか?」 「それは出来ません。先生には今日一日安静にしていないといけないといわれいていますので」 弥七は残念そうな顔をしていた。 「わかりました。では」 すんなり、弥七は去ろうとした。 しかし、弥七の後ろには黒のスーツを着た2人組みが現れる。 「七瀬弥七さんですか」 「私達、こういうものです」 ポケットから黒いものを出す。 警察手帳。 「児玉剛さんのことについて、お話があります」 児玉剛。 アルパカ君の名前だ。 と、言うことは・・・。
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