幕開け

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「ここか」 先生に聞いたところ、ヴァンガード部は存在するらしい。 ただ、大会にも出ていない同好会だそうだ。 「ねぇ由紀、本当にはいんの?同好会なんでしょ」 「いいじゃん、私たちが入ったら部として成立するだろうしさ」 そうこう言ってる内に、私たちはヴァンガード部同好会についた。 「私は見学だけだからね」 ドアに手をのばした、そのとき。 「あっ!!」 廊下の向こうから、私たちのほうへ声が聞こえた。 そして、その声の主がこっちへ近寄ってきた。
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