22人が本棚に入れています
本棚に追加
一掴みの空気から
一握りの草木から
一すくいの水から
人を産み、魔族を作り、精霊に命を与え、世界を造り上げた者がいた。
彼は思う
この世界が愛おしいと。
この世界を守りたいと。
故に、彼はこの世界の行く末を定め、世界に書き記した。
いつまでもあり続けるために。
その行く末を記す物をアラスジと呼び、アラスジ通り世界が進むようにと管理者を作る。
世界を造り上げた彼は
後に神と呼ばれる事になる――――。
最初のコメントを投稿しよう!