神と管理者

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一掴みの空気から 一握りの草木から 一すくいの水から 人を産み、魔族を作り、精霊に命を与え、世界を造り上げた者がいた。 彼は思う この世界が愛おしいと。 この世界を守りたいと。 故に、彼はこの世界の行く末を定め、世界に書き記した。 いつまでもあり続けるために。 その行く末を記す物をアラスジと呼び、アラスジ通り世界が進むようにと管理者を作る。 世界を造り上げた彼は 後に神と呼ばれる事になる――――。
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