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北海道立海大学昆虫観察サークルのメンバーは僅か3人。
部長で2年生の駒沢愛生、副部長で2年生の坂田龍之介、1年生の中川雄介で構成されている。
メンバーは今日もいつもと同じ様に授業を終え、昆虫観察する為に大学の隣の森に入っていた。
「やっぱり俺らやってるこのサークルって地味っすよね。」
それは雄介がいつもの様に部長の愛生に愚痴を溢してる時だった。
「龍之介!!雄介!!これ見てみろよ!!」
「どうした??」
「どうしたんすか??」
愛生が龍之介と雄介を呼んだ所には大きな木がある。
そこには3人がこれまで長い間、昆虫に携わって来たのにまったく見たことがない昆虫の卵があった。
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