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「ふぅ~やっと放課後~。」「ってお前さっき寝てただろ?」
「だって数学大嫌いだもん♪期末テスト近くなってきたら教えてもらうし~」
「あ~俺来週から生徒会忙しくなるから教えられないぜ」
「えっ…えっー!!マジで!!」
「ああ。マジで」
「ガーン…どうしても駄目なのか?」
「ああ、放課後までかかるみたいだし…教えるのは無理だなっ」
「マジかっ~どうしよう」
「馨に教えてもらえばいいんじゃね?」
「げっ!!マジで!!あいつ普段はバカみたいにうるさいけど、不思議なことに勉強のことになると真面目に変わるんだよなぁ~」
「まぁでも、あいつは教えるのうまいから大丈夫だろう~馨に言っておくからな~」
「おう…はぁ…嫌だな~」
「漣~一緒に帰ろうぜ~」
「あっ悪りぃ、これから生徒会なんだ」
「だったら待ってるよ。暇だし」
「いや、今日はちょっとかかりそうなんだ。だから先帰ってろ」
「ん~そうかっ分かった。じゃあ、また明日なっ~」
「おう。気をつけて帰れよ」
はぁ~一緒に帰りたかったなぁ~まぁ、仕方ないか。漣は漣で頑張ってるんだし!!
ん?あっしまった…携帯教室に忘れてきた…取ってこよう~
「よしっ忘れ物ないなっ。帰ろっと。」
廊下を歩き階段に差し掛かろうとした時階段の下の所で誰かが話している声がした。
(ん?誰かいるのか?)
そこには、漣の後ろ姿が見えた。
(あれ?生徒会終わったねかなっ?にしても、早く終わったなぁ~まぁいいや、早く終わったなら一緒に帰ろっと~)
漣に話しかけようと階段を下り始めた。
その時…
見てしまった…
漣が知らない女の子とキスしているところを…
えっ?
なんで?なんで漣が女の子とキスを…
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