神に拾われし子

8/16
前へ
/47ページ
次へ
「それにしても、天狗の貴方がこんな人里近くに降りてくるなんて…。何かあったの?」 烏羽が竜欄を見つめる。「実は…」 「オギャア!!」 竜欄が話始めたそのとき、空から鳥の鳴き声ともつかぬ妙な音が降ってきた。 「またか…。」 竜欄がうんざりしたように上を見上げる。 「少し待っててくれ。」 そう言って彼は素早く大木を登っていった。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加